AIと語用法(語用論)
AIは、発言者の文脈を踏まえながら、次に来る言葉を確率で選んで文章化しています。したがって、人間のように行間や感情の揺れを感じ取りながら文章化している訳ではないので、人間の書く文章とは本質的に似て非なるものと言えるかもしれません。しかしその一方で、我々人間も他者の発言を正しく理解しようとする時、可能な限り客観的な分析を心掛けるだろうし、言葉と言葉の関係性や発言の背後にある意図を読み解いていくために…
AIは、発言者の文脈を踏まえながら、次に来る言葉を確率で選んで文章化しています。したがって、人間のように行間や感情の揺れを感じ取りながら文章化している訳ではないので、人間の書く文章とは本質的に似て非なるものと言えるかもしれません。しかしその一方で、我々人間も他者の発言を正しく理解しようとする時、可能な限り客観的な分析を心掛けるだろうし、言葉と言葉の関係性や発言の背後にある意図を読み解いていくために…
先日、ある会議の文字起こしをAIで行い、それを議事録にまとめていた。ところが、文字起こし段階では、「アンケートの有無や内容を議論する」とわたしは発言していたのだが、議事録としてAIがまとめたものを読むと「アンケートの要否や内容を議論する」に換えられていた。恥ずかしながら、私は「要否」という言葉を知らなかった。だから、最初はAIが間違ったのだと思ったのだが、一応調べてみると、ビジネスシーンではよく使…
先日、ある会議で出席者が話し合ったことをGoogle-AI-studioを使って文字起こしをしてみました。すると、自分の話し言葉に「えー、まあ、あのー」の言葉がとてつもなく多いことにびっくりしました。もちろん、他の人の話し言葉にも、「えー、まあ、あの」は結構多かったのですが、とりわけ「自分の話し言葉にはこんなにフィラー言葉が多かったのかあ!」とちょっとがっかりしてしまいました。フィラー言葉をご存じ…
最近、政財界の不祥事が多いですが、その記者会見や答弁を視聴していてとても気になることがあります。結論から言うと、詭弁、誤謬、矮小化が多用されていることです。詭弁(きべん)とは、一見もっともらしく聞こえるけれど、実際には誤った論理やこじつけ・すり替えによって相手を納得させようとする議論のことです。私の記憶では歴代の首相がよくこの論法を使っています。「皆さんは今回の税を、大型税と言いますが、これは中型…
みなさんは、ナッジ理論をご存じでしょうか?ナッジ理論とは、米国の経済学者リチャード・セイラー氏らが提唱した理論で、人に小さなきっかけを与えるアイデアとほんの少しのユーモアで、自発的な行動変容を促し問題解決に導く理論です。有名なものとしてはアムステルダムのスキポール空港のトイレの例があります。便器にハエを描いたことで、無意識にハエめがけて用を足すので結果的に床の汚れがなくなったといいます。では、私の…
近年、Z世代という言葉は世界的に使用されていますが、国によって定義や年齢範囲は少しずつ違うようです。共通しているのは、「Z世代は真のデジタルネイティブ世代である」「Z世代は1990年代半ばから2010年代生まれである」といったところでしょうか。この世代は、子供の頃からスマホやインターネットを使いこなし、SNS上への発信に関心が高いことから、インフルエンサーやユーチューバーにあこがれたり、目指したり…
私が小学校教員になってから徐々に変わっていった言葉がいくつあります。例えば、登校拒否→不登校 父兄参観日→父母参観日→保護者参観日 机間巡視→机間指導 子供→子ども 障害→障がい 軽度発達障害→高機能自閉・アスペルガー症候群・広汎性発達障害→自閉症スペクトラム症 スキー遠足→スキー学習などです。変わったのには、それなりに理由があります。現代の家庭状況を考えると、父兄よりも父母よりも保護者参観日の方…