先週、2024年度の全国学力テストの結果が発表されました。
札幌市の小学6年生は、全国平均正答率「国67.7、算63.4」よりもわずかに低い「国67.2、算62.5」でした。
これくらいの差であれば、ほぼ全国平均並みと言っていいでしょう。
一方で、中学3年生は、全国「国58.1、算52.5」に対して、札幌市は「国59.9、数53.7」といずれも全国平均を上回っています。また道南のある地域では、小6が「国74.3、算67.1」と突出して高いものの、中3は「国57.0、数50.0」とかなり低い正答率です。これをどのように解釈すればよいのでしょう。
実は、札幌市はかなり前から小学校は全国平均並み、中学校は全国を少し上回っている傾向にあります。私は、札幌の教育に関しては結構健闘しているのではないかと考えています。
なぜなら、札幌ではここ数年「主体的・対話的で深い学び」ができる子供の育成を目指し、課題探究活動に力を入れてきたからです。
もし課題探究活動によって深い学びができているなら、中学校、高校での学力も必然的に伸びていくはずです。
ところで最近の学力テストは、「主に知識・理解」を問う問題と、「主に活用と資料読み取り」の力を問う問題で構成されています。
これを改善するためには、先に述べた課題探究活動を通して、深い学びができる授業の工夫が必要です。(もちろん、一見すると主体的・対話的な授業のようでも、浅い学びになってはいけません)
また、学力をテストを意識しすぎると、類似問題をいっぱい練習させるといった本末転倒なことが起きてしまいます。
北陸の3県は、なぜ毎年学力テストでトップなのか?(学習面・生活面で家庭と学校が強く連携し教育環境を整えているようです)
なぜ、正答率が抜群に高い県とそうでない県があるのか?(授業改善と工夫のみならず、地域環境や連携、人口構成、教育予算・などを総合的に分析・検討する必要性があるかもしれません)
個人的には、学力を上げるために、まず最初に行うべきは、徹底的に語彙力を高めていくような授業改善が必要だと考えています。
それはまた今度この所長ブログで述べていきたいと考えています。