よく小学校には、異常に「とめ、はね、はらい」に厳しい先生がいます。ちょっとでも、「はねてないと×」、すこしでも「とめがゆるいと×」。でも、これは字体と字形の意味を正確に理解していないか、子どもの発達を無視しているかのどちらかもしれません。まず、例えば田という字は、1年生であれば止めきれずに横棒や縦棒が□枠からはみ出てしまう子が少なからずいるのですが、これは発達段階として許容すべきです。また、「折」の手偏を「はね」なかったり、「木」の縦棒をとめずに「はねて」しまったりする子も結構いますが、これは字体として読めるものであれば〇です。「いやいや教科書通りに書かないとだめでしょ!」という方もいるかもしれません。では、そんな方は、小学校学習指導要領解説国語編をもう一度読み直してみましょう。こう書いてあるはずです。「児童の書く字を評価する場合、『常用漢字表の字体・字形の指針』を参考にして、正しい字体であることを前提とした上で柔軟に評価することが望ましい」と。つまり、字体(ある文字を文字として成り立たせる骨組み)として認識できるものは〇であり、字形(字体に基づいて、具体的にあらわされた字の形)は、極論すれば、形は多少崩れていても、ほとんどの人が同じ漢字として読めるのであれば〇ということになります。それでも納得のいかない方は、一生懸命子どもが書いた漢字には、「教科書で漢字を学んでいるので出来るだけ、同じように真似して書けるといいね。少し字の形は崩れているけど、でも間違いではないよ」と言って、せめて×ではなく△を付けてあげてほしいです。
字体、字形の違い知っていますか?
- 投稿公開日:2024年12月3日
- 投稿カテゴリー:未分類