ナッジ理論ってなに?

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みなさんは、ナッジ理論をご存じでしょうか?ナッジ理論とは、米国の経済学者リチャード・セイラー氏らが提唱した理論で、人に小さなきっかけを与えるアイデアとほんの少しのユーモアで、自発的な行動変容を促し問題解決に導く理論です。有名なものとしてはアムステルダムのスキポール空港のトイレの例があります。便器にハエを描いたことで、無意識にハエめがけて用を足すので結果的に床の汚れがなくなったといいます。では、私の経験に基づいたナッジ理論に似た例を二つ紹介します。一つ目は、私の新卒の頃の先輩教員の大学時代のエピソードです。その先輩は、理科研究室だったのですが、ある日教授からこんな依頼があったそうです。「最近、ある山で、希少な高山植物が心無いハイカーに持ち去られるので困っている。一つ、君たちで何とか持ち去られない方法を考えてくれないか?」と。そこで先輩たちは一計を案じ、希少な高山植物の隣にいっぱい咲いているありふれた植物の周りをロープで囲って「この植物は大変希少価値の高い植物なので抜いたり、持ち帰ったりしないでください」と張り紙をしたそうです。すると、案の定、ありふれた植物のみが持ち去られ、希少価値の高い植物は盗まれなくなったそうです。もう一つは、私が子供の頃に行ったスキー場のトイレの壁に「その位置からもう一歩前へ!シーハイル(シー・入る)!と表示されていたことです。トイレに入って来たスキーヤーは、みな思わず笑っていました。こんなナッジ理論的なひと工夫はいくらあってもいいですね。※シーハイルはスキー万歳の意味。昔々室蘭のスキー講習会では、終了時に、みんなで右手のストックを空へ突き上げ、「シーハイル」と叫んでいた!…記憶がある。