アンコンシャスバイアス

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今朝の新聞に、のべ65か国・地域の小学4年生と中学2年生が参加した2023年度の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果が載っていました。日本は、前回(2019)に続き、「算数・数学・理科」において世界トップ水準でした。その記事の中で多少引っかかったことが二つ。一つは、国と地域を同列に扱っていることです。例えば、学力テストの結果が日本一高い秋田県や東京の私立小中学校が、もし地域代表で出ていたら、おそらく最上位になるのは間違いないでしょう。もう一つは、日本は理数系に対して「楽しい!」こと答えた子は、60%~70%であったのに、「得意だ!」と答えた子は、45%~50%となっていたことです。この差は、なんでしょう?日本では、「謙譲の美徳」という格言があるように、ビックマウスは嫌われる傾向があります。だから、言動と成績・業績が一致している時は批判されませんが、一旦それが落ち始めると一斉に攻撃される風潮があります。また、今回も男子と女子の理数系における得点は、中学男子の方が女子よりも10点以上高く、関心(楽しい)も10%以上男子が高い結果となりました。これら(「得意じゃない」「楽しくない」)の傾向は、どちらも、無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)が働いている可能性があります。これは、「出る杭は打たれるんだよ!」とか「女子なのに数学が出来るんだね」といった言葉がけを子どもの頃から周りの人たちに言われ続けると、無意識にその人の言動や志向にネガティブな影響を与えるものです。本来、差があるはずのないものに有意な差がある場合は、このアンコンシャスバイアスを疑い、是正していくことが必要です。